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ダンス ダンス クボタ

September 23, 2015

私の年代の男性であれば将棋のルールぐらいは知っているし、祖父や父親、あるいは学校の昼休みとかに将棋を指すことぐらいは経験しているだろう。
でも、その頃は特に将棋に熱中することは無かった。放課後はファミコンだったり、あるいは年ごろになれば街に繰り出していた。将棋の存在なんて、ずーっと、本当に、ずーっと頭の片隅にも無かった。


それを覆したのが第2回電王戦。(申し訳ないのだけれど第1回電王戦は全く見ていない) 第2回電王戦の第2局。佐藤慎一 四段(当時)が初めてプロ棋士としてコンピューターソフトに負けた対局をニコ生で見た。解説の野月七段、聞き手の山口女流は泣いていた。私は泣くことは無かったが、コンピューターの画面から離れることができなかった。なぜにこれほどに吸い付けられるのだろうか。私は将棋を少しずつ指すようになっていた。無謀にも Bonanza と GPS_Shogi をダウンロードして対局をした。もちろん勝てない。勝てないどころか、王手すらかけることができない。ニコ生の野月七段の解説はあんなにも分かりやすく、自分も指せる気になっていたのだが、現実は違っていた。当たり前だ。
そして私は将棋教室や指導対局という存在を知る。ねこまど教室に少しずつ通い始めたのは、その頃だ。
その後、将棋の世界にはまるのは時間の問題だった。
しかし費やした時間と棋力向上は比例しない。それでも大盤解説やニコ生の解説でのプロ棋士の説明が分かるようになってきていた。そういう楽しみがあったから将棋を止めることは無かった。

 

そんな時に、ねこまど教室の生徒で社団戦に出場するという話を聞き、参加に名乗りを上げる。メンバーは、今までに見知っていた人もいたし、今回初めて会った人もいた。でも、すぐに打ち解け、"仲間"になっていった。
それからの展開は、このホームページのブログや、メンバーのツイッター、感想戦と題した振り返り文章を読んでいただければと思う。

 

第26回社団戦は思うような対局はできなかった。でも、やり遂げた充実感は大きい。目標があってこその勉強だし、仲間がいるから継続できる。

私は下手なステップではあるが、一生懸命、踊った。一心不乱に踊り続けた。でもまだ天から声がする。クボタよ、もっと踊れ、まだ踊れと。踊らされているのかもしれない。でも私は踊り続けるだろう。

 

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