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社団戦を振り返って

September 23, 2015

ゴールデンウィーク明けのねこまど級位者大会に久しぶりに参加した後、
社団戦の打ち合わせに流れで同席させてもらい、楽しそうだなぁと、
その場で、メンバーに入れていただいたのが、運命の始まりでした。
北尾先生の後光に包まれ、内山あや主将が背中で引っ張ってくれて、
内山優子さんのほんわかとしつつも、芯のしっかりとした頑張りと日に日に実力が上がっていく様に驚嘆しつつ、
共同リーダーたっつんさん&トミーさんの気配りと練習相手の段取りなどの実務能力の高さに支えられ、
世界さんの素敵なホームページに励まされながら、個性豊かなメンバーたちと過ごしたこの数ケ月は、
とても楽しく、忘れられない日々になりました。
団体戦という環境で、7分の1という気楽さもありながらも、対局中は、目の前の強者との1対1の真剣勝負に
チェスクロックを横目に、手に汗握り、胸が締め付けられるような緊張感も味わうことが出来ました。
今振り返ると、あのとき勝てていれば、チームの初勝利もあったと、悔やんでも悔やみきれない場面もあり、
メンバーそれぞれ、思うところはあるでしょうが、毎度の打ち上げのリレー将棋が、本当に楽しく、
和気藹々と、自由な発想で、将棋の魅力に改めて気づき、その奥深さと楽しさを体感できた気がします。
来期も、バージョンアップして、是非、参加したいと思います。
みなさん、本当に、お疲れ様でした、ありがとうございました。

 

タカQ

 

追伸 少し長くなりますが、夏目漱石「草枕」より 引用、有名な一節に続く文章も名文です。
 
>"山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。矢張り向こう三軒両隣りにちらちらする唯の人である。
唯の人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越すことのならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、
束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。
あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。"

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