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始まりの物語
October 3, 2015
2013年3月。40を前にして何か良い趣味はないかと探していた夫の目に、米長邦雄前将棋連盟会長の追悼記事が止まった。「将棋かぁ…」それが全ての始まりだった。
娘も興味を示し、図書館から将棋の本を借りてきた。慎重な娘は、無邪気に夫に「指そう!」なんて言ったりしない。初心者向けの入門書を読み込み、勝つめどが立つまでは一切指そうとしなかった。それでも夫は、自分がやろうとしていることに娘も同じように興味を持ち、まんざらでもなさそうだった。
さて、娘は一人っ子である。夫と娘が将棋を始めたのに、私が将棋を知らなかったら、置いてきぼりにされてしまう。私は、慌てて二人の後を追いかけた。
時は巡り、2015年3月。娘が社団戦のねこまどチームに参加したいと言った時、私は保護者の体を装いつつ、図々しく自分もチームに入り込んだのだった。
はじめから戦力にはならないと思ってはいたが、初日の衝撃は強烈だった。みなさん強すぎます………。
かくしてチームのメンバーには申し訳ないが、私にとって社団戦は指導対局の場となった。明らかに棋力不足で相手の方にも申し訳ないぐらいなのだが、みなさん(本当に全員!)感想戦で優しく丁寧に教えて下さった。感謝しています。
「1勝」の目標は来期以降に持ち越し。半年間の準備期間を経て、大きな花は開くのか?!
ねこまどチームに関わって下さった全ての皆様、ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
内山 優子
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