感想戦 - 第27回社団戦を終えて
「明日のために靴を磨こう」 By ヒートウェイヴ
October 29, 2016
まず、
私達の半年の活動の中で、
社団戦で対局いただいた皆様、
練習試合で戦った鰻研、大野教室、Shogi乙女、
ねこまど研を運営いただいたSさん、
ねこまど教室の方々、そして北尾まどか女流二段に
御礼申し上げます。皆様のおかげで
半年なんとか戦い抜くことができました。
チーム 6勝7敗(6部白)、個人2勝8敗
これが、私たちねこまどチームの
第27回社会人団体戦リーグ(通称:社団戦)の成績です。
チームとして記念すべき初勝利を
開幕節の1試合目で挙げることができたことが
大きかったと思います。
前年の5部で痛い目にあって少なからず
社団戦への畏れのような感情もありましたが、
それを払拭することができたと思います。
チームリーダーとして当初ぶちあげた
「5部昇格」という結果に導くことはできなかったことは
責任を感じています。
そんな中、
今季はチーム活動の中で大会やねこまどチャンネルの
運営を行っていただいてくれるくぼたP、
MCの腕をメキメキと挙げているまるやまさん、
古の諸葛孔明よろしくラインナップを組んでくれたタカQさんはじめ、
みなが自分のできることを取り組み、非力な私を
サポートしてくれて、チームとしての力は高まったと思います。
ありがとうございます。
また、今季から参戦された
序盤研や飲み会での検討で熱くなってくれたさとうさん、
あやちゃんに続く二将の重責に打ち勝った
センUのファーガソンことこさかさん
来季への宿題が残ったおしゃれなかとうさんも
チームにすぐに溶け込んでもらえたようで安心しています。
一期生のあきこさん、優子さんも見事に初勝利を挙げ、
来季にむけて楽しみがより広がるシーズンだったように思います。
個人的には、
『体と盤駒さえあれば、どこでもできるか』
ってより実感した半年でした。
ホンコンや富山、盛岡、会津若松、天童への遠征、
久保田P、タカQさん、小坂さん、田中さんなどと
大会にも結構参加しました。
カバンにねこまど盤と駒、
そして詰将棋ハンドブックをつめこんで出かければ、
どこでも将棋はできる!
そして、盤駒はさんで対局すれば、
そこには国籍、性別、年齢は関係なく
盤面に集中し、対局後はお互いの手について語りあい、
最善手を模索する。そんな素敵な時間を
これから、もっとたくさん過ごしたいと思います。
盛岡で、藤井聡太三段が四段昇段を決めたニュースを
聞いた時、サロンにいたみんなが一斉に手をとめて
拍手・歓声があがったのは印象に残ってます。
第27回社団戦は終わりましたが、
先ほども上げましたが日々勉強して、
将棋を楽しんでいきます。
今シーズン、チームにとって大きな一歩を
踏み出すことができましたが、
来年もまた新しい一歩をチームのみんなと
歩んでいきたいです。
そのためにも、日々の生活をしっかりして
「明日のために靴を磨いて」
次へ飛躍できるようになります。
第27 回社団戦
ねこまどチーム リーダー 清家 智明
『手紙』
October 29, 2016
1年前の自分へ
「来年の大会までには自信を持ってさせる得意戦法を見つけ、バージョンアップして帰ってきたいと思います」
昨年の社団戦が終わった後、こんなことを書いていますね。
結局、得意戦法は見つからないかもしれません。
中飛車に対する勉強をしましょう。
練習でやった形が沢山出てくるはずです。
よく知っている人と対戦します。
五手詰めを逃して負けると思います。
夏に配信されるつめつめロードをやって詰みの形を勉強しましょう。
さらにもう一人知っている人と対戦します。
自信をもって自分の形で指しましょう。
最後まであきらめなければ結果がついてくるはずです。
YouTubeで番組をやることになります。
人前で話すのが苦手なあなたですが、一生懸命思いを伝えましょう。
きっと、北尾先生とねこまどチームのみんなが助けてくれます。
もしかしたら憧れのプロ棋士の先生と共演できるかもしれません。
最後に
残念ですが、1年であなたの棋力は劇的には向上しません。
しかし、将棋に対する楽しさがいっぱい見つかるはずです。
仲間と、ライバルと、切磋琢磨して頑張ってください。
2016年社団戦を終えた自分より
(〇)
生活が変わった半年
October 29, 2016
将棋。アブストラクト目伝統科チェス属。二人でプレイする情報が完全に公開されたゼロサムゲーム。
ルールに若干、イケてない部分があると思われるものの、プロプレイヤーが成立するくらいには良くできたゲーム。
誰がデザインしたかわからないけど、奇跡的なバランスの良さ。
自分にとっては、生きている間にしっかり触っておきたかったゲーム。
少し古い話になりますが、週刊将棋とかで職団戦の記事とか見て「オトナがいっぱい集まって将棋指してるわー」「なんかいいなー」と前々から思っていて、団体戦への漠然とした憧れみたいなものがありました。
しかし、そもそも近場で指す相手もいないのに、職場でメンバー集めるとか難易度高すぎる……と思っていたところ、通い始めたねこまどで社団戦に出る機会を得られることに。
チーム入団テスト的な棋力査定を経ることもなく、ありがたいことにアッサリとメンバーに加えていただきました。
そこからは棋書を片手に日々を過ごして自分なりに上達をはかり、チームに少しでも貢献したいと思えば不思議と気持ちにハリも出るもので、通勤時間は詰将棋を解いたり次の一手を考えたり。
スパッと正答できたり、たくさん解けた日は気分も上々。
日々の暮らしに将棋が入ってきました。
序盤の意味とか手筋の効果とか、わかってくれば面白く、わかることが増えるとわからないことが増えるという楽しいスパイラルに入りました。
これが指す将の沼から出られなくなる魅力の一つなのかも。
そして、開幕。
以前と会場は変わったものの、なんとなくキューっと詰まった座席の列を見て「おおー、狭い。写真と同じだ」なんて思ったり。
練習試合で相手してくださった方の顔を見つけたり、チームメンバーと一緒に同じ弁当で昼を過ごすのもちょっとした楽しみ。
自分以外にも将棋で楽しんでいる人がたくさんいることが肌と空気でよくわかる。
対局の方は、序盤で勝手に転んで負け、中盤で実力差を出されて負け、終盤で詰ませ損なって負け、およそ思いつく負け方をいろいろ味わったところで、最終日に王手放置の反則負けで終わってしまった時には相手の方にもチームにも申し訳ない気持ちになりました。
シーズン通して全敗という結果になってしまったこともあって、自分でもいまひとつ説得力に欠けるなあと思いつつ、でもわずかながらちょっと上達した気がします。
でも、上達うんぬんは抜きにしても楽しかったです。
ゲームは何をやるかより誰とやるかが重要というのが持論ですが、二人用ゲームの団体戦でも同じことが言えるというのは、ちょっとした発見でした。
ネット越しに指すのも悪くないですが、誰かと面と向かって、チームメンバーと横に並んで指すというのは、なかなか良いものでした。おすすめです。
あっという間のシーズンでした。
チームメンバーはもちろん、対局相手の方や運営の方々、関係のみなさますべてに感謝したいと思います。ありがとうございました。
(かとう)
『亀の歩み』
October 28, 2016
2013年3月。40を前にして何か良い趣味はないかと探していた夫の目に、米長邦雄前将棋連盟会長の追悼記事が止まった。「将棋かぁ…」それが全ての始まりだった。
娘も興味を示し、図書館から将棋の本を借りてきた。慎重な娘は、無邪気に夫に「指そう!」なんて言ったりしない。初心者向けの入門書を読み込み、勝つめどが立つまでは一切指そうとしなかった。それでも夫は、自分がやろうとしていることに娘も同じように興味を持ち、まんざらでもなさそうだった。
さて、娘は一人っ子である。夫と娘が将棋を始めたのに、私が将棋を知らなかったら、置いてきぼりにされてしまう。私は、慌てて二人の後を追いかけた。
時は巡り、2015年3月。娘が社団戦のねこまどチームに参加したいと言った時、私は保護者の体を装いつつ、図々しく自分もチームに入り込んだのだった。
前期は、全局 ”平手での指導対局” という状態で半年が過ぎて行った。それから「目指せ、一勝!」を胸に過ごした半年の準備期間。
迎えた2期目。全く期待せず無欲で臨んだのが良かったのか、ものすごく幸運なことに、初戦を勝つことが出来た。今期の目標を1戦目で達成してしまったのである…。
一度通った道は、同じように歩いても初めより短く感じるものだ。
初戦で軽くなった気持ちがそうさせたのか、2期目の社団戦はあっという間だった。4-3での勝利に喜び、3-4での敗戦に悔しがり、チームでの泣き笑いを楽しんだ。
来期の目標は「2勝」。一歩一歩、いやいや半歩ずつでも、ゆっくりと。。。
最後に、感想戦で丁寧に将棋を教えてくださった対局者の皆様、そしてねこまどチームに関わってくださった全ての皆様に感謝します。ありがとうございました。
(内山優子)
『2年目の社団戦』
October 28, 2016
昨年の社団戦では、チームで勝利をあげることができず、個人でもあまり勝つことができませんでした。
今年も始まる前は勝つことができるか不安でしたが、初戦で勝ち、自信がつきました。その後も順調に勝つことができ、チームでも五分の星をあげられました。
主将としての役割を果たすことができたのではないかと思います。
半年間、とても楽しかったです。特に、打ち上げでのリレー将棋が、毎回楽しみでした。
チームのみなさん、ありがとうございました。
(内山あや)
電気ブランに魅せられて
October 28, 2016
社団戦へ参加二年目の今季、場所は浜松町から浅草に移りました。
浅草には浅草寺をはじめとする観光名所が数多くありますが、忘れてならないのが百年以上の歴史がある「神谷バー」。
飲む将として、一度ここの電気ブランを飲みたい飲みたいと思っていたので、社団戦を縁に伺うことができて感慨を覚えました。
電気ブランは『美味い!』というわけではないのだけれど、なんか、いいよね。
まあ、お酒なんてそんなものでしょうか。
打ち上げの席でのペア将棋は、酔っているからか指し手も伸び、「酔えば酔うほど強くなる」などというのも、あながち的外れではないような気さえしてきます。
この辺で肝心の将棋の振り返り。
なかなか勝星をあげることができず、何とか一勝するにとどまった昨シーズンでしたが、今年は三勝することができました。
いまだに自信があるようなレベルではないけれど、少しは成長しているという証でしょうか。
確かに勝った対局は、終盤の相手の緩手を咎めることができたように思います。
相も変わらず序盤でリードされてしまう状況は変わらないので、その課題はどうにかしないといけませんが。
昨年のブログの感想戦で書かせてもらった、小学校の徒競走や中学や高校の部活の試合で感じるような緊張感。
それはもう、感じなくなってしまいました。
社団戦だけでなくいくつかの大会への参加経験を経て、場慣れしたのでしょう。
これは平常心でいられると解釈し、良い方向に行ったのだと思いたいです。
チームとしても悲願の一勝を初日にあげ、最終結果からも成長を見せられたシーズンでした。
来季の目標は勝ち越し、いやいや、昇格でしょうか。
やっぱり勝てれば楽しいし、夜のお酒も美味くなる。
まだまだ将棋も浅草も、どちらの魅力も探求し足りません。
そして最後に、今年も社団戦を一緒に戦い抜き、夜遅くまで酒席に付き合ってくれた仲間たちに感謝したいと思います。
ありがとうございました。
(タナカ)
社団戦の感想
October 27, 2016
一言で言うと「全てが楽しかった」に尽きます。
社団戦初対局で個人初勝利を挙げることができ、同時にチーム初勝利を挙げた初日は忘れません。
今までは1人で道場に行って自分の為だけに指してたので、社団戦は全てが新鮮で眩しかったです。
一戦一戦メンバーで鼓舞し合い、自分の対局が無い時もメンバーの対局を自分の対局の様にドキドキして見ている時は「チームで戦っている」ということを心から感じました。
勝っても負けても全てを笑いに変える打ち上げも、この半年間を戦い抜くにあたって欠かすことはできませんでした。
こんな最高のチームで来期は昇格争いに絡めるようにより一致団結していきたいです。
個人としては五分五分の成績でしたので、来期は優勢な将棋を勝ち切る力を身に付けて今期の自分を超えるのが目標です。
(小坂)
2年目を終えて
October 26, 2016
対局数:137、勝数:57、敗数:80、勝率:0.416、という数字が
16名の、ねこまど戦士ひとりひとりが、一生懸命、積み上げてきた、今期社団戦の通算成績だ。
(交流戦と個人戦を含める、自分個人は、3勝 8敗(0.273))
北尾先生はじめ、灯さん、ねこまど研の砂村さん、練習試合を付き合ってくれた
鰻さんやShogi乙女さん、大野教室さん、そしてメンバーみんなに、感謝しています。
将棋の醍醐味(だいごみ)は、逆転劇にある。
共通点が多いからだろうか、よく野球に例えられる。
序盤(1回から3回)・中盤(4回から6回)・終盤(7回から9回)。
序盤リードをしていても、そのまま、勝ち切れるわけでもない。その逆もしかり。
9回ツーアウトランナー無しからでも、投了寸前の局面からでも、
一手のミスから、あるいは、時計に追われて、反則負けを、
相手も悪手、こちらも悪手、ということも起こりうる。
最後の最後まで、何が起こるかわからない。
(羽生さんの指は、最終盤、勝ちを確信すると緊張感から解放されて、震えるという。)
もうひとつの魅力は、ジャイアントキリング、番狂わせ(ばんくるわせ)と思う。
これは相撲の番付の下位に位置する力士が上位力士に勝利することを指す言葉で、
格下と見做されるチームや体格で劣る者が、創意工夫をめぐらせて戦力差を補い、
「番狂わせ」を呼び寄せる様は、真剣勝負の世界ならではのこと。
我々、ねこまど戦士も、いつまでも、弱いままではないんだ!
今期の工夫としてより多く、待機メンバーで、棋譜をとり、振り返る。
対局直後の、感想を必ず書き留めて、みんなで共有する。
これから対戦する相手チームの戦法を偵察する。
結果、いろんな人の将棋を見る、ひいては、自分の将棋と比べることで
その違いがわかるようになってくる、という効果があったと思う。
みんな、まだまだ、のびしろは、たくさんある、これは事実だ!
同じ失敗を繰り返さないためには、チームで、みんなに見てもらう
ということが、とても有効な方法であることに、気付き、実践した。
打ち上げの締めの、チーム対抗リレー将棋は、面白くて、なおかつ棋力向上に役立った。
(こんな手を指したら、笑われるのではないか、と尻込みする必要はない。
暖かく見守って、次の人が、正確に、とがめてあげるだけだ。笑)
まだ、見ぬ、未来の、ねこまど戦士(同志)よ!
我らの仲間になって、一緒に一歩を歩み出そう!
みんなで、待っているニャー~…(ˊᵕˋ)。
(タカQ)
社団戦の感想戦
October 25, 2016
<ねこまどとの出会い>
ねこまどに初めて行ったのは去年の夏。
私は子育てがひと段落し、生涯できる趣味を探していました。
いろいろ考えて、将棋を再開しようと決めました。
千駄ヶ谷の道場に行きましたが、小学生に完敗しました。
自分の実力に合った将棋を指せる場所を探していたら、ねこまどを見つけました。
級位者大会や指導対局などに参加し、将棋を楽しむことができました。
<勝ち負けではない将棋の楽しみ方>
ねこまど級位者大会に出たとき、ねこまどチームが社団戦にでるという話を聞きました。
社団戦は持ち時間が30分。持ち時間が無くなったら一手30秒以内に指さなければいけません。
つまり、2人とも持ち時間を使い切れば、1局に1時間以上もかかることになります。
1局の将棋にこんなに贅沢に時間を使えるのなら、目いっぱい将棋を楽しもうと思いました。
勝ち負けに一喜一憂するだけではもったいない!
そこで私は、「均衡の保った状態を一手でも長く続けられるように将棋を指すこと」を目標にしました。
「均衡を保った状態」というのは、ソフトの評価値が±300点くらいで推移し続ける状態でしょうか。
実戦を指す時間がなかなか取れなかったため、ソフト相手に研究に励みました。
<社団戦を終えて見つけたもの>
社団戦では湯水のように時間を使いました。すべての対局で30秒将棋になりました。
中には、こちらが30秒将棋で相手が20分以上も持ち時間を残していた対局もありました。
勝っても負けても最後まであきらめないで均衡を保ち続けることができたことはとても楽しかったです。
そしてもう一つ楽しかったことがありました。
それは、「仲間と一緒に将棋を指す楽しさ」です。
チームの勝敗がかかった仲間の対局をメンバー全員で無言で見る(応援する)ことや、
最後に残った自分の対局を仲間全員に見られている緊張感など、
社団戦に参加する前には想像もできなかった楽しさがありました。
これからも、ねこまどのメンバーと一緒に将棋を楽しんでいくと思います。
そして、今気づいていない楽しみをいくつも見つけていけると思っています。
こんな将棋生活を、一人でも多くの人と楽しみたいと思った社団戦でした。
(きゅん さとう)
社団戦感想文
October 24, 2016
今回は2回目の社団戦でした。出席できたのは5回のうち、2回。
ねこまどチームはメンバーが多く、全回参加できなくても大丈夫なところが忙しい社会人、体力のないオトナにやさしいです。去年はいきなり5部スタートで、惨敗につぐ惨敗、絵に描いたような大変な目に遭いましたが、今年はチームが勝ったり負けたりの楽しい勝負ができました。
私自身はまだまだ勝てないかな~と思っていましたが、気にせず楽しもうと思って挑んだ最終戦、なんと一勝できました!
相手は子供で、明らかに私より実力が上でしたが、格下とみたせいでしょうか、子供らしく攻め急いでスキができました。私もすかさずとがめるくらいは力がついたよう。感想戦をしましたが、相手の頭の回転が速すぎて、「ごめん、もう一度言って」を繰り返し、相手の子はさぞかし悔しかったでしょう。
是非人生の教訓にして欲しいものです☆
(あきこ)
盤上没我!
October 24, 2016
息子の保護者として観戦参加するつもりでしたが、メンバーの一員として対局させていただいて感謝しています。
結果は3戦2勝1敗でした。皆さんに観戦していただきながら、頭に汗をかいて最後まで粘って勝利した1局は、周りで見ていたメンバーからは悪手の連発でもどかしかったと思いますが、我が将棋人生において忘れられない対局でした。棋譜が残っていないのが残念です。もしあれば、棺桶に入れて欲しかったです(笑)。
今までは指導対局、将棋ウォーズ、書籍などで生ぬるく棋力向上を図っていましたが、直接見知らぬ人と対局する社団戦は、将棋の醍醐味を味わうことができてとても有意義でした。指導対局や将棋ウォーズは道場で竹刀で戦うようなものですが、社団戦は野原で真剣で切りあう果し合いのような雰囲気でした。
来年度もぜひ参加させていただいて、対局での勝利を目指すことはもちろん、チームの役に立つように活動して行きたいと思います。
盤上没我!
(もとパパ)
今期の振り返り
October 24, 2016
対戦した相手はみんな想像以上に強くてなかなか勝てなくて苦戦しました。
チームは連勝できて良かったです。
来年度は1日で2勝できるように、右四間飛車と三間飛車の二刀流を極めて、「あの伝説の二刀流」と言われるように頑張ります。
トランプマジックも、まどか先生にタネを見破られないように極めます。
(もとまさ)
記憶に印をつけるかのように
October 23, 2016
第27回社団戦。個人としては2年目の参戦。個人成績4勝3敗。
個人戦には出場せず、香港で開催のアジア交流戦に北尾先生や数名のチームメイトと参加。
あっという間のシーズン。楽しいシーズンでした。
私は気分屋だ。
居飛車も振り飛車も指すし、勝ちが続くと攻めが軽くなりすぎ、負けが込むと指し手が伸びなくなる。
いつも形成判断に自信がない。手順違いも多いし、読みぬけも多い。でもたまに圧勝する。そして調子に乗って、調子を崩す。
そんな揺らぎの多い私でも、なんやかやと将棋を続けている。
将棋はプロとアマの垣根が低い。
公式戦となると別だが、プロ棋士の指導対局の機会は多い。ネット配信などでふんだんに情報を耳にすることもできる。
この身近さが、日常の生活に将棋を根付かせてくれている。
加えて、社団戦への参加が指す将としてのモチベーションを支えている。
気分屋だから、一人では続けていなかったかもしれない。
でも仲間もいるし、対戦相手は無限にいる。
最終節を終え、勝ち越しで終わった自分へのご褒美として駒箱を買った。
社団戦販売ブースで7000円で売っていたものだ。駒箱の相場価格は知らないが、なかなか良い一品だ。
同時に陳列されていた盛り上げ駒 7万円が欲しかったが、この成績じゃ笑われる。
私はこの駒箱を見るたびに、第27回社団戦シーズンを思い出す。
快勝、綱渡り、悔しい負け、完敗。自分の対局、仲間の対局、すべての記憶をこの駒箱に詰め込む。
将棋へのモチベーションが下がってきたら、この箱を開ければいい。
楽しかった日々を思い返すことぐらいは許してほしい。
でも、もっと楽しい記憶を作り続けていきたい。
将棋と共に、仲間と共に。
(2016年秋 クボタ)